豊橋市議の長坂です。
朝ドラ「ちゅらさん」の国仲涼子さんが好きでした。

さて、明日から朝ドラこと、連続テレビ小説「べっぴんさん」がスタートします。
昭和9年。主人公・坂東すみれ(渡邉このみ)は、繊維会社を営む父の五十八(生瀬勝久)、姉のゆり(内田彩花)と一緒に神戸の洋館で暮らしていた。

ある日、すみれは入院中の母・はな(菅野美穂)にあげようと、初めて刺しゅうに取り組むが上手くできず、はなに渡すことができずにいた。そんなある日、すみれは屋敷に出入りする靴屋の麻田(市村正親)の下を訪れる。

真剣に靴作りに取り組む麻田の姿を目にしたすみれは「下手でも思いを込めてものを作ることが一番大事」という麻田の言葉を胸に刻みこむ。

その後、はなに会いに行ったすみれは、幾度となく作り直した刺しゅうを手渡す。それを見たはなは
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「べっぴんやな。一生の宝物や」

と喜ぶのだった。
http://www.nhk.or.jp/beppinsan/story/
そう、このドラマタイトルが示す「べっぴんさん」は、「美しい女性」ではありません。
「思いを込めた特別な品」=別品(べっぴん)を意味しているのです。

「さん」が気になるところですが、きっとこれは「別品をつくる人」という意味でしょう。
セーーーフっ!!さすがNHK、繊細な視聴者への配慮が行き届いています、すばらしい。

ちなみに、15年前の「ちゅらさん」も、形容詞「ちゅら」の終止形で、「美しいさま」「立派なさま」を示す言葉であり、人を指す言葉ではありません。
「美しい女性」だと、「ちゅらかーぎ」になるようです。15年前から、さすがNHK。セーーーフっ!!

・・・とは言っても、毎回女性が主人公というのはやはりよろしくありません。
ですから、ここはひとつ、主人公を男女交代にしてみるというのはいかがでしょう?
大河ドラマも女性主人公の作品が出てきたことですから、時代の流れを反映してですね・・・



・・・と、冗談はこのあたりにして。

「べっぴんさん」では、主人公がつくる別品は、刺繍に始まり、赤ちゃん服から子ども服、そしてあらすじによると、”「子供のモノなら何でもそろう」日本初の総合子供洋品店をオープン" させてしまうようです。

最近の朝ドラは、女性起業家・実業家が連続しています。

しかし、本来の別品は、服ではありません。それは、
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うなぎです。
語源遺産「べっぴん)」(2010年7月16日 読売新聞)

織清(おりせい)という割烹(かっぽう)店の主人が、新メニューの鰻を宣伝する際、友人のアドバイスで「頗別品(すこぶるべっぴん)」とだけ看板に掲げて大評判となり、江戸までその名をとどろかせた。

極上で別格の品を意味する造語「別品」は、次第に鰻に限らず用いられるようになり、やがて美人を形容する言葉になったというのだ。「別嬪」は当て字だ。

織清の流れをくむ「丸よ」を訪ねると、女将が貴重な資料をあれこれ見せてくれた。すると大発見。古い日記に、常連だった画家、渡辺小崋(崋山の次男)が「別品」の名付け親だと記されていた!

ちなみに「丸よ」の鰻丼は、織清式に焼いた皮面を上にして出している。蒸し、焼き、照り、そして食感が別品で旨(うま)いっ。
http://blogs.yahoo.co.jp/kagaku43/9004685.html
丁寧なことに、国立国会図書館のレファレンス共同データベースにも、掲載(検証)されていました。
質問
2010年7月16日の読売新聞夕刊に、「べっぴん」という言葉の語源がうなぎやの看板だったという記事が出ていたが、その根拠とされる明治の雑誌『風俗画報』の記事を見たい。

回答
『風俗画報』72号(明治27年5月10日)1p「雑説 流行言説二」芝山道人著 に記載あり。
http://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000070703
中越典子さんがヒロインをされた朝ドラ「こころ」の方が、よっぽど「べっぴんさん」だったということですね。
(中越さんは、うなぎ屋の若女将役でした)



ちなみに、写真のうなぎは、別品発祥の「織清(現・丸よ)」ではないので、あしからずご了承ください。

東京・赤坂で割烹されていたという中学の先輩が、Uターンして最近、豊橋でうなぎ屋をはじめたと聞き、ちょうど今日行ってきました、その写真です。 こちらも頗る別品だったですが、それもそのはず、近隣の有名産地(志布志ではない)から、最上級のものを仕入れているそうです。

今まで食べたどのうなぎより厚く、肉汁ならぬ、鰻汁が口の中でしずりました。
 - 豊橋市東小浜町112

では!