2016年7月31日、都知事選の投開票があり、小池ゆりこ候補が圧勝しました。
20時当確、2位に100万票以上の差をつけた291万票超、すごい。

そんな中、東京都議会議員4人の選挙(補欠選挙)もひっそりと行われていました。
その結果がこちらです。
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http://sokuho.h28tochijisen.metro.tokyo.jp/h28gik_kai.html

自民党の全勝です。

片や、自民党(都連)と対決姿勢の小池さんに票を投じ、
片や、自民党(都連)公認の都議会議員を増やす・・・

都民のみなさんはどうしたいのですか?
ドSなんですか?(小池さんに対して)



こちらは、都知事選の23区別得票率です。
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http://blogos.com/article/185509/ (画像引用)

緑で囲っているのが、今回補選があった区です。

全23区で小池さんは圧勝なのに・・・
もちろん、今回補欠選挙があった区でも。

このねじれ現象をどう捉えたらよいのでしょう・・・?



6月に長野の高校で主権者教育についての講演をしました。
そのときに話したことのひとつは、「投票する前に、その人の政党も確認して」。

「◯◯反対」と言っている人が、「同級生だから」等の理由で、
所属政党を確認せず「◯◯推進」の党の候補を応援しているという話を聞くと、腰を抜かしそうになります。

また、選挙中は「無所属」という表記で実は「◯◯党推薦」というのもよくあります。
特に、初めての選挙だと党が公認を出さず推薦まで(つまりは無所属)という業界ルール(?)もあり、当選してその党の議員になると。



小池さんが当選して、溜飲を下げている都民のみなさまがたくさんいらっしゃると思いますが、本当の本番は来年6月の都議会議員選でしょう。

それまでの10ヶ月、小池知事の手腕をよくご覧になり、引き続き、彼女を応援するのか、あるいは反小池さんの都議候補に投じるのか、お考えくださればと思います。

その際、自分の意に沿わない投票をされないよう、投票前にはしっかり候補者の公認・推薦政党をご確認くださいませ。

では!