去る6月27日、豊橋市議会にて、福祉教育委員会が開催され、老朽化が進む豊橋の火葬場(斎場)の再整備(建替え)の計画について、取り上げられました。

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斎場の計画などなかなか見る機会がないものであり、また、10ページほどとそれほど量も多くないので、全文を公開します。

目次
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場所は、こちらです。

豊橋駅から東南東方向。
二川の手前、岩屋のあたり。

親族の不幸でもないと、なかなか行く機会がない場所です。
ぼくもプライベートでいったのは、28年前5歳のときでしょうか。
(記憶にないですが)

目的
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ざっくり言えば、老朽化と高齢化による火葬需要(死亡者数)の増加から、再整備が必要です、と。

現況

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ポイントは、施設面積1,971平米。 火葬炉10基、という辺りでしょうか。

需要
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年間305日稼働(週休1日ペース)で、火葬件数は3,418件(市内の年間死亡者数とほぼ同じ)。
1日平均は11.2件だが、季節変動が大きく、最も多い3月は、最も少ない6月の1.5倍

高齢化による死亡者数の増加により、今の60代が80代となる20年後に需要のピークを迎え、現在よりも1,000件以上多い、4,711件となる見込み。

課題
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このままだとキャパ超えの可能性が高い。
今後の需要増を考えると、現在より2基多い、12基の火葬炉が必要

基本方針
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火葬需要(死亡者数の増加)に対応する以外にも、プライバシーや、環境・災害など、時代に即した対応も必要だよね。

計画概要
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施設面積は、5,300平米だー(ドドーン)。

現在(1,971平米)の2.5倍以上!
計画中のまちなか図書館(最大4,000平米)より大きく、現在の中央図書館(5,655平米)に迫る。
 ※参考: ここにこ(7,214平米)、PLAT(8,036平米)

整備方針
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  • 火葬炉 10基 ⇒ 12基
  • 告別室・収骨室 各2室 ⇒ 告別室兼収骨室 5室程度
  • 待合室 10室 ⇒ 12室

環境への配慮
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  • 排ガス・臭気の対応
  • 騒音・振動の対応
  • 環境負荷低減への対応

火葬炉のイメージ
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整備スケジュールなど
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PFIも検討。 工期は2期に分けて。

イメージパース
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以上です!

では!