今回の参議院選挙で、18歳選挙の次の次くらいに注目されたのが、合区の誕生です。
「合区」とは、合同選挙区の略で、1票の格差を是正するために、これまで都道府県単位であった参議院の選挙区を、鳥取+島根、徳島+高知で、2県で1つの選挙区としたことです。
当然、これまで1つの県内だけで活動していたのですから、当事者にとって、非常に大変なものになったのは、間違いありません。
しかし、他の選挙区(都道府県)と比べてどうなのでしょう?
■
まずはシンプルに面積で。
https://ja.wikipedia.org/wiki/都道府県の面積一覧
北海道を筆頭に、東北の県が上位勢に多くあります。
合区のあった県は、18位(高知)、19位(島根)、36位(徳島)、41位(鳥取)、です。
これを足し算するとこうなります。
北海道については、定数が3人とは言え、一人あたり面積に割り算しても、 83,424.22 ÷ 3人 = 27,808… であり、2位の岩手県より倍近くあります。 さすが、でっかいどう・・・
■
また、先ほどと同じページに、可住面積の順位もみつけました。
可住地面積とは、
単純面積が大きな県が、引き続き上位ですが、茨城県(4位)や千葉県(6位)といった関東勢もベスト10入りし、我らが愛知も単純面積では27位だったのが、12位へと躍進。
合区対象の4県では、37位(島根)、38位(高知)、43位(徳島)、46位(鳥取)と、ほぼ下位十傑入り。
単純面積では、下から2番目&3番目の大坂&東京が、それぞれ35位&32位と意外にも上に来ており、これらの合区4県は、東京や大阪よりも小さいです。
先ほど同様、合区で足し算すると、
都道府県全体でも真ん中辺りに落ち着きます。
■
そして、もうひとつ、別の切り口から。
都道府県内の離島数(有人島数)でも比べてみます。
電車・自動車での移動ができなくなることから、活動において、かなりの移動コストが発生します。
意外なことに、有人島については、まとまったデータをなかなか見つけられませんでした。
少し古いですが、平成16年に沖縄県がまとめたらしいデータが出てきましたので、そちらを紹介。
http://www.pref.okinawa.jp/toukeika/100/2007/01/in003.xls
1位長崎、2位の沖縄はなんとなく分かるのですが、3位の愛媛は少し意外な印象。
こうしてみると、瀬戸内海を囲む県が、結構上位に食い込んでいます。
愛知の3は、佐久島、日間賀島、篠島ですね。
そして、もひとつ意外なのは、「島国日本」というものの、半数の都道府県には有人島がありません。
「海なし県」と呼ばれる地域はもちろんですが、比較的海のイメージのある、茨城(大洗)、千葉(半島)、神奈川(湘南)、京都(日本海側)、和歌山(南紀白浜)も。 そして、鳥取にも、有人島がありません。
合区対象県では、
「合区」とは、合同選挙区の略で、1票の格差を是正するために、これまで都道府県単位であった参議院の選挙区を、鳥取+島根、徳島+高知で、2県で1つの選挙区としたことです。
当然、これまで1つの県内だけで活動していたのですから、当事者にとって、非常に大変なものになったのは、間違いありません。
しかし、他の選挙区(都道府県)と比べてどうなのでしょう?
■
まずはシンプルに面積で。
https://ja.wikipedia.org/wiki/都道府県の面積一覧
北海道を筆頭に、東北の県が上位勢に多くあります。
合区のあった県は、18位(高知)、19位(島根)、36位(徳島)、41位(鳥取)、です。
これを足し算するとこうなります。
- 鳥取+島根 = 10,215.73
- 徳島+高知 = 11,250.84
- 北海道
- 岩手県
- 福島県
- 長野県
- 新潟県
- 秋田県
- 徳島+高知
- 岐阜県
- 鳥取+島根
- 青森県
北海道については、定数が3人とは言え、一人あたり面積に割り算しても、 83,424.22 ÷ 3人 = 27,808… であり、2位の岩手県より倍近くあります。 さすが、でっかいどう・・・
■
また、先ほどと同じページに、可住面積の順位もみつけました。
可住地面積とは、
可住地面積=総面積-(林野面積+主要湖沼面積)ということです。
単純面積が大きな県が、引き続き上位ですが、茨城県(4位)や千葉県(6位)といった関東勢もベスト10入りし、我らが愛知も単純面積では27位だったのが、12位へと躍進。
合区対象の4県では、37位(島根)、38位(高知)、43位(徳島)、46位(鳥取)と、ほぼ下位十傑入り。
単純面積では、下から2番目&3番目の大坂&東京が、それぞれ35位&32位と意外にも上に来ており、これらの合区4県は、東京や大阪よりも小さいです。
先ほど同様、合区で足し算すると、
- 鳥取+島根 = 2,168
- 徳島+高知 = 2,189.66
都道府県全体でも真ん中辺りに落ち着きます。
■
そして、もうひとつ、別の切り口から。
都道府県内の離島数(有人島数)でも比べてみます。
電車・自動車での移動ができなくなることから、活動において、かなりの移動コストが発生します。
意外なことに、有人島については、まとまったデータをなかなか見つけられませんでした。
少し古いですが、平成16年に沖縄県がまとめたらしいデータが出てきましたので、そちらを紹介。
http://www.pref.okinawa.jp/toukeika/100/2007/01/in003.xls
1位長崎、2位の沖縄はなんとなく分かるのですが、3位の愛媛は少し意外な印象。
こうしてみると、瀬戸内海を囲む県が、結構上位に食い込んでいます。
愛知の3は、佐久島、日間賀島、篠島ですね。
そして、もひとつ意外なのは、「島国日本」というものの、半数の都道府県には有人島がありません。
「海なし県」と呼ばれる地域はもちろんですが、比較的海のイメージのある、茨城(大洗)、千葉(半島)、神奈川(湘南)、京都(日本海側)、和歌山(南紀白浜)も。 そして、鳥取にも、有人島がありません。
合区対象県では、
- 鳥取: なし
- 島根: 4島
- 徳島: 2島
- 高知: 2島
- 鳥取+島根 = 4島
- 徳島+高知 = 4島
となります。 これは都道府県全体では18位の数です。
---
捕捉ですが、有人島には定義がいくつかあるようです。
沖縄県のデータに「メモ:法律指定有人島数」とあるように、これは前者の数字のようです。
だから、例えばこちらのサイトなどにある有人島の数と違う県もあります。
http://ritokei.com/land |離島経済新聞
---
捕捉ですが、有人島には定義がいくつかあるようです。
島の数の把握と同様、有人島と無人島の区分についてもまた困難がともなう。付近の有人島や本土側から出耕作が営まれている島、漁期のみ定住がみられる島、国家公務員のみが交替で駐在する島など、半定住のようなケースが存在するためだ(略)
離島の振興を図る4つの法律に指定されている有人島数(平成24年4月1日現在)は、平成22年国勢調査では305島、平成22年4月1日現在の市町村住民基本台帳登録では303島を数えている。
ちなみに、国土交通省の資料(平成27年6月24日開催国土審議会第13回離島振興対策分科会配布資料「日本の島嶼の構成」)によると、平成22年国勢調査による日本の有人島数を418島(※内水面離島である沖島〈滋賀県〉を含む)、無人島を6,430島をとしている。
沖縄県のデータに「メモ:法律指定有人島数」とあるように、これは前者の数字のようです。
だから、例えばこちらのサイトなどにある有人島の数と違う県もあります。
http://ritokei.com/land |離島経済新聞
---
いずれにしても、豊橋市内のみでの選挙運動しかしたのことがないぼくからすれば、合区でも単独の都道府県でも、こんな広いエリアは、気が滅入る思いです。
ちなみに、豊橋市の面積は261.86平方キロで、都道府県で最も小さい香川県でもその7倍以上もあります・・・
では!
いずれにしても、豊橋市内のみでの選挙運動しかしたのことがないぼくからすれば、合区でも単独の都道府県でも、こんな広いエリアは、気が滅入る思いです。
ちなみに、豊橋市の面積は261.86平方キロで、都道府県で最も小さい香川県でもその7倍以上もあります・・・
では!