先日、日本地域政策学会なるものにおじゃましてまいりまして、
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一度、お話を聞いてみたいと思っていた、「デフレの正体」や「里山資本主義」の著者でもある、藻谷浩介さんのお話を聞くことができました。

さすが、グラフの魔術師というか、様々なおもしろい切り口の分析を教えていただいたのですが、その中でひとつ興味深いものを見つけたので、僕も自分で作ってみました。
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このひとつひとつの点が、市町村区です。 全部で1811(1799+12政令市)あります。 元データはこちらのものを使いました。
1,799市区町村(東京23区(特別区)および12政令市※の128区と、この他の764市、715町、169村)
 -  http://www.ipss.go.jp/pp-shicyoson/j/shicyoson13/t-page.asp
2010年から2040年の、高齢者(65歳以上)と、現役世代(15~64歳以上)がどのくらい増えたり減ったりするかをグラフ(散布図)にしたものです。 ざっと見方はこんな感じ。
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ざっくりいうと、左上に行けば行くほどやばいです。 じゃあ、右下がいいかと言うとそういうわけでもなく、これから高齢者が減って、現役世代が増えていくってことは、現在、高齢者と子ども世代が多く、現役世代が少ない・・・って、現実的にほぼあり得ない。 戦争で現役世代がたくさん亡くなった国・地域とか、そういう想定しかできません。 それか、急激に出生率が4とか5になった15年後とか。

じゃあ、どこを目指すかというと、増えも減りもしない0%が交わるグラフの交点。 世代別の人口構成があまり変わらない安定的な状態を目指していこう、というのが藻谷さんのご意見でした。

さて、このままでは、どの点が自分の自治体かわからないので、名前着けました。
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み、みえない・・・
というわけで、一部をピックアップ
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ざっくりいうと、
  • 新興住宅地は右上(これから高齢者増えるけど、現役世代もまだ増える)
  • 都会は中心に近い左上(もう現役世代増えず、これから高齢者が増えていく)
  • 過疎化が進んでいる地域ほど左下(現役世代はもちろん、高齢者世代も減っていく)
そんな感じです。 左下の方が最先端。

では、我がまち豊橋はどのあたりかというと、

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ここ(赤字&赤マーク)。 名古屋とか神戸とかご近所です。

さて、ここからいろいろ見ていきます。 まずは都道府県。
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やっぱり規模が大きいので、真ん中にかたまってきます。
これも重なって見にくいので、一部をピックアップ。
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右上に沖縄、そこから左下に掛けて、東京、愛知、京都などが続き、一番左下は秋田。 0%に近いところに岡山県など。

じゃ、都道府県別に見て行きます。 まずは東京23区。
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結構まとまりがあります。 意外と荒川区とか墨田区とかがいい感じ(0%に近いという意味で)。 豊橋に近いのは、目黒区や板橋区。

続いて、沖縄県、
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こうやって、市町村にバラしてみると、地域ごとに事情が全然違うのがよくわかります。

愛知県、は最後のお楽しみにとっておいて、続いて京都。
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京都でも、もう高齢者が減り始めている地域があるのですね。意外。

北海道、
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夕張市が、最左下端を攻めています。 ていうか、自治体数多っ! 多くの自治体が、左下に集まる中、留寿都村(読めない・・・調べたら "ルスツ" でした)とかが、かなりいい感じ。

青森県、
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秋田県、
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大潟村が孤軍奮闘しています。 調べてみたら、どうりで。
村の全域は、日本で2番目の面積を誇る湖沼であった八郎潟を干拓して造った土地であり、干拓地として日本最大である。 地方自治体としては1964年(昭和39年)10月1日に発足した新しい村で、既存自治体の合併や分割などを伴わない新設自治体としては日本最後
 -  https://ja.wikipedia.org/wiki/大潟村


さて、高知県。 ここからまたグラフ右上の方に。
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島根県、
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長野県、
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下條村、川上村、高森町など、いい感じの町村が結構。 下條村は「奇跡の村」なんて呼ばれていますね。
 - 出生率1.86の長野県下條村は少子化を食い止めた「奇跡の村」│NEWSポストセブン
 http://www.news-postseven.com/archives/20140525_256040.html
 - 日本の未来が見える村 長野県下條村、出生率「2.04」の必然|日経ビジネスオンライン
 http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20090209/185533/
 - 人里離れた山奥に「奇跡の村」が出現するまで 健全財政で少子化知らず!下條村の驚くべき“村民力”|ダイヤモンド・オンライン
 http://diamond.jp/articles/-/36866
福井県、
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佐賀県、
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岡山県、
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早島町?
早島町(はやしまちょう)は、岡山県の南中央部に位置する町。県庁所在地の岡山市と県下第2位の都市倉敷市に四方を囲まれており、双方のベッドタウンとなっている。 かつては島で、干拓によって現在の地形となった。 (略) 面積は県下自治体の中で最小である一方、人口密度は県下最大。
 - https://ja.wikipedia.org/wiki/早島町
なるほどぉ。



さあ、いよいよ愛知!
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重複して見にくくなるので、東三河8市町村と、いくつかをピックアップしました。 名古屋・豊橋よりも更に右上に構える西三河の中都市勢。 そして長久手とか日進とか、まだ人口増えるという。 一方、扶桑町とか豊山町とかは、かなり安定方向に進んでいる様子。 新城と飛島村と小布施がご近所さんというのが何とも。



自分のまちはどうでしたでしょうか?

このデータは2010年までの実績データを元に、人口推計がされているので、2010年以降のがんばりは反映されていません。 だから、「最近うちは移住者が増えているのに!」というところは、もしかしたら、この推計をいい意味で裏切っているかもしれません。

さて、このエクセルデータ、欲しい人がいればいればシェアしますので、言ってください。 さすがに全部の自治体を載せるのは冗長すぎて憚られたので。 はじめからデータつくるよりも、10時間くらいの時間短縮になると思います。

久々にエクセルに首ったけになって、ちょっと楽しかったのですが、また別にいじっているデータがあるので、そちらも近いうちに公開できればと思います。

最後に藻谷さんの本をご紹介。
デフレの正体 経済は「人口の波」で動く (角川oneテーマ21)
藻谷 浩介
角川書店(角川グループパブリッシング)
2010-06-10



では!