応援演説をしたことありますか?

僕は一度だけあります。
もう15年以上、前の話です。 



僕には、ひとつ下の弟がいます。
その弟が、生徒会長に立候補しました。
その応援演説です。

全く自慢になりませんが、僕はものすごく不人気でした。
その一年前に、僕も生徒会長に立候補していました。
対抗馬なしの信任投票にも関わらず、全校生徒約600人のうち、400票ほどでした。
本当に、一部の先生も心配していたくらいです。

まあ、投票終わったあとにすぐに同じ部活のやつらが、「俺、バツ(不信任)にしといたから」「俺もー」と、ニヤニヤしながら、つるんできたくらいですから。



話戻って、弟のときは相手候補がいました。

どちらかと言えば、うちの弟はクラスの中心人物・人気者だったようなので、僕なんかが応援演説しなくても、むしろしない方が、よい気がします。 どうして、僕が弟の応援演説をやることになったのかは、忘れてしまいましたが、少なくとも、応援演説なしはダメで、誰かが応援しないといけないルールだった気がします。

では、そんな不人気な兄は、人気者の弟の応援で、何を話したのか。

「弟は、生徒会長にふさわしくありません」

そんな話をしました。 『3年生を送る会』をこんなやつに仕切らせていいのか。 家ではクソ生意気です。 最近、身長が抜かれました、などなど。 これがよかったのかどうかわかりませんが、弟は生徒会長になりました。



どうしてこんなことを思い出したかというと、今、弟がめっちゃ僕のことを応援してくれているのです。 僕の知らないところで、もう地元の知人たちに電話してくれていたり、「なおと、〇〇さんていう人が過去に新聞見たことあって、興味あるから会いたいって」 早速、お会いしに行ってきました。

そんな弟と、今日はじめて、フェイスブックの友達になりました。

タイムライン見たら、僕のブログをいくつもシェアしてくれています。 しかも付いているコメントが絶妙。 僕が大学入学から地元を離れて以降、続いて、弟も地元を離れたので、がっつり関わることはほとんどありませんでした。 「あの弟が、こんなしっかりした文を書いてる!」

その成長を感じることで対照的に、弟をいつまで経っても弟だと思っている自分が浮かび上がってきました。 それは、親にとって子どもがいつまで経っても子どもであることと似ているかもしれません。

そこから、先の応援演説の思い出がよみがえり、今の自分の状況とか、当時のこととかがぐるぐるぐるぐる頭の中で巡り巡っていたら、なぜか思わず、ディスプレイが滲んでいました。  ありがとう、弟。



そんな弟に、長坂家の初孫でもある、赤ちゃんが生まれたことをきっかけに、ちょうど1年前につくられたLINEの「長坂家」グループは、現在、別の理由により、再び活況を呈しております。

あぁ、この記事、明日、ブログのヘビーウォッチャーである親が見たら、朝から泣くな。 こんなことはきっと、朝ドラ「ちゅらさん」で、和也くんが夭逝したとき以来だ。

では!