愛知・西尾で、小布施の大宮透さんが、町長を連れて、講演をするというので行って参りました。
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 - http://www.city.nishio.aichi.jp/index.cfm/10,36919,103,625,html



小布施には20回以上、訪問しています。 ジャーナリストの清野由美さんをして 「小布施は町の中心地に、日本のどの都市よりも都市的な感性が凝縮されている」 と評されている、とても文化度の高い田舎です。(「新・ムラ論TOKYO(2011)」より) そして、小布施町自体も、昭和45年ほどに、「農業立町」に合わせ「文化立町」を掲げています。

一方、僕は、小布施のハイレベルさとは別に、自称「文化」が嫌いです。

自称・文化は、行政的な文書で、よくこういう文脈で使われます。 「〇〇は文化だ。(だから残さないと行けない。補助金を。)」 この場合の文化は、ハイカルチャーという意味ですが、〇〇に入るものは、ひと昔ふた昔前は、サブカルチャーや大衆文化とされていたものです。
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上記を踏まえ、講演後、町長に質問をぶつけてみました。


-~という理由で僕は「文化」という言葉に懐疑的ですが、町長がお考えになる「文化」とは何ですか?

「より上のものを目指していくということです」

-「より上」はどういう方向ですか?

これまでどこもやっていなかったことをする、ということです」


ガツンと来ました。

そして、小布施の新しい挑戦がこちら。
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国道403号整備デザイン (配布された講演資料より)

町が「国」道の整備をすることがどれだけ大変ですごいことか。 豊橋の路面電車が走り目抜き通りでもある「駅前大通」は、「県」道なのですが、その街路樹や軌道緑化(路面電車線路部の芝生化)に手を加えようとしても、県が全然それを認めない、という話を聞くことがあります。 くそ、名古屋県庁・・・ましてや国道。 しかも町。 この画が書けるまでの苦労は察し切れないほどです。

さすが小布施。

では!