2014年のNHKスペシャルで、ベスト10に入るであろう傑作、「カラーでよみがえる東京~不死鳥都市の100年~」が、元日に再放送されていました。
- NHKスペシャル|カラーでよみがえる東京~不死鳥都市の100年~ 初公開のフルカラー映像で描く東京の100年。 http://www.nhk.or.jp/special/phoenix/
これを見て、驚いたのは、3つ。
  • 戦前の東京はネオンが輝いていた。
  • 関東大震災で廃墟になったたった20年後に、東京大空襲でまた廃墟になった。
  • 1940年、幻の東京オリンピック

僕は高校で世界史選択だったため、体系だった日本史の知識は中学で止まっているのだけど、1964年の東京オリンピックを遡ること24年、1940年に東京でオリンピックが開催されるはずだったとは知らなかった。

先進諸国に追いつけ追い越せの発展途上国であったのが、戦後の日本であり、1964年の東京オリンピックは、日本が先進諸国の仲間入りをした象徴であったはず、だった。

ところが戦前、すでに日本はオリンピック開催ができる水準の国であった。
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東京・銀座にはネオンが輝き、
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きらびやかな歌劇も上映されていた。



なぜ、1940年の東京オリンピックが開催されなかったか。 それは、既に日中戦争を始めていた日本が、戦争に注力するため、開催を取り止めた(開催権の返上、というらしい)。 そして、オリンピック開会式の会場となるはずだった国立競技場では、雨降る中、盛大な学徒出陣式が行われていた、という。
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1923年の関東大震災で一度廃墟になった東京は、20年足らずでオリンピックが開催できるほどの都市になっていた。 しかし実際、20年ほどして東京に訪れたのは、大空襲による再びの廃墟化。
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 この2度の壊滅状態から、再起した東京の歴史が、このNHKスペシャルのテーマであり、「不死鳥都市」という言葉になっている。



学徒出陣式が行われた20年余後、同じ国立競技場で、1964年の東京オリンピック開会式が開催された。

僕が過ごした最近の20年は、「失われた20年」と言われている。 けれども、関東大震災~東京大空襲という20年、学徒出陣式~オリンピック開会式という20年は、本当に激動の時代だったのだろう。 そして、20年という時間はそれほどの変化があってもおかしくない年月なんだと。

3回目の東京オリンピックは、無事開催できるのだろうか。

では。