最近、豊橋はおもしろい人たちが集まる町になりつつあります。

そんな中、今をときめく米国ポートランドシティの大学の先生がいらっしゃり、友人主催で講演会が開催されました。 題して、『アメリカで住みたい町1位 ポートランドのくらしと市民参加』
141223_103141
ご来豊くださった、西芝雅美先生はこんな方。
ポートランド州立大学マーク・ハットフィールド行政大学院准教授。 大阪大学卒業後、元アメリカ大統領ジミー・カーター氏、マイクロソフト社ビル・ゲイツ氏、ナイキ社フィル・ナイト氏等、数多くのVIP通訳を担当。ポートランド州立大学にて修士号、博士号を取得後、2003年より現職。東京財団自治体職員研修プログラムディレクターを務める。


先生のお話はとても魅力的で、いかにポートランド市民が、行政やまちづくりに対して積極的に関わっているか、ということがメインでした。

その中でも、最も驚いたことが住民投票について。

僕も選挙権を得てから、かれこれ10年以上が経つのですが、住民投票なるものは、一度もしたことがありません。 けれども、その住民投票が、米国では毎年のように行われているということ。

先生のお話だと、年2回春と秋に選挙があって(?)、その度に、10近い案件が住民投票にかけられるのだとか。 特に、ポートランドのあるオレゴン州では住民投票が多く、「もっと議会で決めてくれ」という声が上がるほど。

どんな案件があるかというと、例えば下記はカリフォリニア州の事例ですが、
1.カリフォルニア州で、マリファナを酒と同じように合法化して課税する法案に賛成か、反対か。
  - 賛成 3424145票 46.1%   反対 3994442票 53.9%   否決

2.州立公園の運営や野生動物の保護のため財源が要るので、車両登録に年間18ドルの課徴金を課す法案に賛成か、反対か。
 - 賛成 3059181票 41.8%   反対 4244080票 58.2%   否決

3.失業率が一年通期で5.5パーセント以下に低下するまで、地球温暖化の原因となる温室効果ガス排出の届出・削減を主要排出源に義務付ける大気汚染防止法の導入を一時中止する法案に賛成か、反対か。
 - 賛成 2818769票 38.9%   反対 4419219票 61.1%   否決 


日本では、投票に行かない理由として、「投票に行っても変わらない」「どこに投票していいかわからない」というのを、よく見かける。 地域のことについて、もっと主体的に何かを決めることができれば、もうちょっと投票に興味を持つ人が増えるんじゃないかな。

少なくとも、僕はもっとやってほしい。 豊橋は平和な地域なので、まさか前回の市長選の争点が「動物園でゾウの群れ飼育をするか/しないか」だったのだけど、こんな案件こそ、住民投票が相応しいんちゃうの。



さて、とっても魅力的な西芝先生のお話でしたが、残念ながら、聞くことができなかったあなたに朗報。 こちらのサイト(ポートランド州立大学HP内、しかも日本語!)にて、今回のお話の概要やスライドと同様なものを見つけました。

http://www.pdx.edu/japan-gov-training/2014-program-materials
 - PDF 日米の行政と市民参加 ~米国オレゴン州に見る市民意識~
 - PPT 事前研修のパワーポイント

また、お話中にご紹介いただいた動画などはこちら。

かっこいい。


ほのぼの。

 - 米 最も住みやすい街 ポートランドの街づくり:ワールドビジネスサテライト:テレビ東京 http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/wbs/feature/post_79488/

では!


<引用>
 - 地方行政を変えるプロジェクトマネジメント・ツールキット―自治体職員のための新仕事術  - アメリカの政治を垣間見る http://www.khiro.jp/jiti/newpage18.html