先日、まちなか図書館への「基本的な考え方」が、公表されたことをお伝えしましたが、

 - 豊橋市役所 「これが、まちなか図書館(仮称)についての基本的な考え方、だよ」 - 愛知豊橋・長坂尚登のblog http://nagasakanaoto.blog.jp/141119.html

この「基本的な考え方」についての意見交換会があります。
 本市では、中心市街地の再開発事業に合わせ、再開発ビル内(駅前大通二丁目)に「まちなか図書館(仮称)」を整備する予定です。
 これまで実施してきたアンケート調査、市民意見交換会、市民ワークショップなどでいただいた皆様の意見を参考とし、この度、まちなか図書館(仮称)について、基本的な考え方を整理しました。この考え方について皆様からのご意見をお伺いします。

〇中心市街地再開発におけるまちなか図書館(仮称)整備の考え方について
(平成26年11月14日 環境経済委員会資料)

【とき/ところ】
平成26年12月3日(水) 午後7時~8時50分/職員会館(豊橋市八町通二丁目16番地)
平成26年12月7日(日) 午後2時~4時/こども未来館ここにこ(豊橋市松葉町三丁目1番地)
平成26年12月10日(水) 午後7時~9時/穂の国とよはし芸術劇場プラット(豊橋市西小田原町123番地)
平成26年12月13日(土) 午前10時~正午/豊橋市中央図書館(豊橋市羽根井町48番地)

【対象/申込】
対象:高校生以上/申込:不要
※来場、参加の際にお手伝いが必要な場合は、事前に下記お問い合わせ先までご連絡ください。

 -  「豊橋市まちなか図書館(仮称)」意見交換会(H26.12.3~12.13)/豊橋市 http://www.city.toyohashi.lg.jp/17018.htm

これまでずっと、暗い職員会館や市役所ばかりだったのですが、今回はここにこやプラット、中央図書館でも開催されるので、それだけでなんか楽しそうです。 やっぱ、会場の雰囲気って大事!

また、来られない場合は、メールや出前意見交換会も開催してくれるということ。 
メールでの意見募集について
 今回、公表した「中心市街地におけるまちなか図書館(仮称)整備の考え方について」メールでもご意見を受け付けています。
 件名に「まちなか図書館(仮称)に関する意見」とご記入の上、machinaka@city.toyohashi.lg.jp までご送付ください。
(締切り:平成26年12月19日(金))

出前意見交換会について
 今回開催する意見交換会のほか、希望に応じ地域等で自主的に開催するまちなか図書館(仮称)についての学習会(団体向け)に職員が出向きます。


公開された、「基本的な考え方」の資料は、全70枚と量がありますが、特に重要なのは、下記の5ページだけです。
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第3章 基本方針
1 整備に向けて重視するポイント
まちなか図書館の整備にあたり、以下の5つのポイントを重視します。

(1)新たな利用者層を掘り起こす
 図書館を利用していない人や市外からの方々など、新たな利用者層を掘り起こします。

(2)市民とともにつくる
 地域の実情や市民ニーズ等を十分に考慮し、住民と対話しながら整備していくとともに、時代の変化に柔軟に対応できる図書館とします。

(3)まちづくりに繋げる
 情報・交流拠点として、教育や文化的な側面だけでなく、人づくりやまちづくりにも繋げます。

(4)中心市街地の立地を生かす
 中心市街地のアクセスの良さなどを生かしてにぎわいの創出に繋げるほか、中心市街地の商業・サービス業等との連携を図ります。

(5)中央図書館と役割を分担し、連携を図る
 中央図書館と役割を分担し、図書館のネットワークを生かした情報や人材の活用を図りつつ、中心市街地にふさわしい図書館として整備します。

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2 基本理念・基本方針
 まちなか図書館の基本理念と基本方針について、まちなか図書館整備の位置づけや近年の図書館整備にみられる特長・トレンド、市民ニーズを踏まえ、下記の通り掲げます。

基 本 理 念 
世界を広げる“知と交流の創造拠点”

 私たちは、情報を吸収して新たな「知」を創造し、人生を切り開き、選択し、世界を生きています。そして、本や人には、多くの「知」が詰まっています。まちなか図書館は、情報や「知」に触れ、人と出会い「交流」し、自らの世界を広げ創造する人を育て、まちづくりに繋げる拠点とします。
 

基 本 方 針
(1)新たな世界を発見し、創造する
 私たちは、本や情報との出会いにより、ワクワクするような興味をもったり、思いがけない発見をしたり、自信を深めたり、苦しみや迷いの中で明るい希望を見出したりと、自分の考えは大きく変化し、ときには人生が変わることもあります。まちなか図書館は、活字や映像による情報のほか、対話による生きた情報など、様々な形態の情報を得ることにより、新たな世界を発見し、これまで培った知と融合させつつ新たな発想や価値を創造することができる図書館を目指します。

(2)交流、活動を通して、人と人とが繋がる始点となる
 中心市街地は、様々な世代やライフスタイルを持つ人々が集う場であり、多様な考え方、経験、ネットワーク等を持った人々に出会えるチャンスがあります。出会いの中で人と繋がり、友人や仲間をつくったり、アドバイスや協力が得られる人を見つけたり…、いろいろな人と繋がることでステップアップできる可能性が膨らみます。
まちなか図書館は、おのずと人が集い、出会いが生まれ、交流の輪が広がることにより、人と繋がった豊かな人生を作りあげることができる図書館を目指します。

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(3)気軽に立ち寄れ、心落ち着く居場所となる
 にぎやかな明るい話し声やBGMが聞こえるなか、子どもと一緒に本を読んだり、友人や仲間と待ち合わせて会話を楽しんだり、一方で、落ち着いた静かな空間で読書や調べ物をしたりと、まちなか図書館は、誰もが気軽に立ち寄れて、自分のスタイルで良質な時間を過ごせる、心やすらぐ図書館を目指します。

(4)再開発エリアや中心市街地の諸機能等と連携する
 再開発エリアには、商業的機能のほか、文化的な機能も加わることにより、様々なサービスが今後広がっていくことが期待できます。また、中心市街地には、高い専門性を持つ個性的な店舗などがあります。
 まちなか図書館は、こうした再開発エリア内の諸機能や中心市街地の店舗等と連携、融合を図り、利用者に魅力的なサービスを提供する図書館を目指します。

(5)次代のまちづくりと中心市街地のにぎわい創出に繋げる
 人口減少時代を迎え、今後の地方都市はそのあり方が大きく問われています。ここに暮らす人々が豊橋らしさを輝かせることで、私たちに満足感や自信を生みだし、まちづくりの機運を高め、さらなる発展を促します。多くの人が訪れる中心市街地は、とりわけ、にぎわいと新しい豊橋の都市文化を築き上げ、まちづくりの拠点となると考えます。
 まちなか図書館は、次世代にわたり「私たちのまち・豊橋」について考える人をつくり、にぎわいの創出やまちづくりに繋がる図書館を目指します。

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3 図書館に求められる機能
 基本方針に基づき、必要となる5つの中心的な機能を以下のとおりとします。

発見する ‐ 情報に出会い、新たな世界を発見できる場
 本、映像、電子情報など様々な情報に気軽に触れることができ、進んで情報を探求することで、新たな世界を発見できる環境を創出します。

学ぶ ‐ 知識を広め、理解を深める場
 学力向上や課題解決に向けた学習や調査ができ、知識を広め、理解を深める場として、本や情報と向きあい、必要な情報に容易にアクセスできる快適な環境を創出します。

集う ‐ 人々が訪れたくなる場
 人々の興味を刺激し、ワクワクするような空間などを演出することで、足を運んでみたくなる環境を創出します。

交流する ‐ 人と人が繋がり、交流する場
 “語る”“伝える”“話し合う”ことができる場とし、本や情報を通じて人と人とが出会い、繋がり、交流する環境を創出します。

くつろぐ - くつろぎ、やすらぐ憩いの場
 ゆっくりくつろぎながら読書を楽しんだり、心がやすらぐ居心地のよい環境を創出します。

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4 施設整備の考え方
 まちなか図書館は、再開発ビルの整備計画と調整を図った上で2層のスペースを有効に活用し、静かな空間とにぎやかな空間を配置することにより、利用者が自分に合った楽しみ方ができ、ずっと居たくなる場所として居心地がよいと感じる施設整備を目指します。

【施設概要】
  • 導入予定施設 再開発ビル内(2層を想定)
  • 規模(床面積) 約3,000㎡~4,000㎡
  • 再開発ビルは、まちなか広場を挟んで、東敷地に東棟、西敷地に西棟と、2つの建物を整備


全文PDFは、こちらからダウンロードできます。

 - 中心市街地再開発におけるまちなか図書館(仮称)整備の考え方について
(平成26年11月14日 環境経済委員会資料) http://www.city.toyohashi.lg.jp/secure/21092/kankyoukeizai26.11.14.pdf

では!