こう見えて、大学では進化(淘汰・性選択)などを学んでいました。



さて、僕は果物が好きです。 でも、苦手な組み合わせがあります。 それは、果物&生クリーム(カスタードクリームも)。 いわゆるショートケーキなんて、その典型ですが、そんなおいしいですか? いや、おいしいです、僕もショートケーキ好きです。 けれども、チョコレートケーキがもっと好きです。 果物って、生クリームといっしょに食べると、甘みを感じず、酸味だけが主張してくるというか。 だから果物は果物単体として食べたいんですよ、もったいない。 一方、果物でも、酸味のない栗とクリーム、例えばモンブランとか、は僕も好きです。

女性って、こういう果物&生クリーム好きな人、多くないです? ショートケーキとか、フルーツパフェとかフルーツタルトとか。 一方、男性って「甘党」を称する御人でも、好きなのは、チョコレートケーキ、チョコパフェとかシンプルな甘さな気がするんです。 男女で味の感じ方(感覚器である舌の話)や、味の認識(脳の話)に違いがあるのではないかと。

この果物の酸味を好むっていうのが、とても女性的な嗜好なんじゃないかと、最近思い始めました。 女性って、すごくワイン好きが多いですよね。 僕もワインは好きです。 けれども、ビールも、日本酒も、焼酎も好き、そして、ワインもそこそこ、という感じです。 しかし、女性の場合、ワインだったら飲める!という具合に、ワイン一択的な。 男性の場合「ワイン好き」というと、カッコつけてる感満載(語りたがり)ですが、女性のワイン好きって、「こいつ本当にワイン好きなんだな・・・」という例がしばしば見られます。

じゃあなんで、女性が果物の酸味が好きなのか、って考えると、狩猟採集時代に遡るのではないかと。 狩猟採集時代というのは、男性は狩りに、女性は木の実などの採集に行って食糧を確保する、農耕が始まる前の時代です。 このとき、採集した木の実が食べられる/食べられないの判断というのは、食糧問題、死活問題であったので、人類は、何世代にも渡り、相当シビアな訓練をしてきたのではないかと。 たぶんその境目ほど、感覚が敏感になるはずで、「ギリギリ食べられる酸味」みたいなのものに、女性は強い興奮を得られるように味覚認識と脳が発達したんじゃないか。 例えば、ある種のホルモンがたくさん出るとか。

だから、同じ味(果物の酸味)であっても、その味に対する認知や脳に与える作用(幸福感みたいなもの)が、男女で異なるんじゃないのか、それが女性のワイン好きにつながってるんじゃないのかな。 例えば、当たり前だけど、ヒトと犬では、同じ世界にいても、感じている認識している世界は違う。 視覚で言えば、犬はモノクロだっていうし、嗅覚はものすごいし。 同様に、男性と女性は、脳のつくりも身体のつくりも違うので、感覚の仕方がちがっても何の不思議はないわけで。 むしろ、同じものに対して、同じ反応をしていると考える方が不自然であって。



そんな、他愛もない話を、東京駅で昼間っから日本酒を飲みながら、大学の先輩としていました。
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ただの雑談です。

でも、こういう話を「おもしろい」と興味津々に聞いてくださる先輩がいることは幸せものです。 もっと言えば、ネットで僕の上京を知り、「会おう」と言ってくださることから。

では!