大学の知り合いが本を出しまして、めでたい。 というか、うらやましい!141004
「育休世代」のジレンマ 女性活用はなぜ失敗するのか? (光文社新書)
自分という人間に対する成果や評価が、自分に貼られた「女」というカテゴリーによるものだったのか、自分の努力や能力によるものだったのか
うーん、どちらでもよくない?

最近、別の女性からも同じような話を聞いて、

「仕事で、女の武器を使いたくない」 と。

ここで話してた「女の武器」というのは、枕営業とかそんな話でなく、女性という自分の属性も使って、取引先や上司などに気に入られるかどうかって話。 上司など第三者からの強要は問題外としても、自分の意思で使う/使いたくないは、おのおののポリシーなのかな、と。 けれど、「使える武器はどんな武器でも使う」という人の方が、絶対強いよね。

おっさんが自分のことを気に入ってくれている様子で、それが仕事につながるなら、笑顔のひとつでも振りまいておけばいい、と僕は思う。 僕も、明らかにおばさまが僕のことを気に入ってくれてるのを感じることがある。 表情や視線、声色だったり、軽いスキンシップだったり、酔って腕くんだりとか。 そんなときは「しめしめ」くらいに思う。 むしろありがたい。

別におばさまだけでなく、おじさまが「元気な若者」と僕を気に入ってくれても、しめしめ。 初対面で、僕の名前覚えてなくても、「ああ、あの名前忘れたけど、東大の彼」、でも僕のこと覚えてくれて、しめしめ。 両親とも地元の人間で、相手方が親のことを知っていて、親の名前を出した方が、信頼や親近感を得られるなら、それもためらわずに使う。 もちろん、「豊橋(地元)出身」というのも十分に武器になる、あるいは、どこの校区出身とか。



「女の武器」を使うことになんで抵抗があるのかな。 それが「卑怯」だと自分で思うのかな。 男にないものを使うことが。 誰がそう思うのかな。 同僚の男性? もしかして同僚の女性??

僕は、新卒で入った会社が、社長ひとり社員僕ひとりの会社で、今も同じ立場の人間が近くにいるわけじゃない、つまり、業績を争う同期や同僚と呼べる人間がひとりもいないので、よくわからないのだけど、もしそうだとしたら、まあ納得。

けれども、男性は男性で、女性には使いにくい武器、例えば、接待でいっしょにキャバクラを楽しんだりとか(?)できるので、そんなことにこだわっていては、どんどん働きにくくなっちゃうんじゃないかと。



後天的なもの、自分の努力で得たものだけで、評価されたいという気持ちはわからなくもない。 「なおとくんは、親も頭いいから、生まれもって頭いいんだねー」と言われるより、「いっぱい勉強したから、頭いいんだねー」と言われた方が僕も嬉しい、ときもあった。 今はもうどっちでもいい。 大学入るくらいまでは、そんなこと思っていたけど、大学入ってちょっと世界が広がって、「いっぱい勉強できる」環境も、親や周りのお陰、ってことがよくわかった。 そのくらいに、生まれもったものの影響は大きいし、先天的なものと、後天的なものは区別しがたい。

この家に生まれたこと、長男であること、男であること、今この年齢であること、この容姿であること、この背格好、東京大であること、豊橋で生まれたこと、日本人であること、この時代に生まれたこと、生まれもったものも、そうでないものも、全てひっくるめて「自分」であること受け入れることからスタートしないと。

仕事は結果なんだから、評価されてるなら、その理由が、先天的なものだろうが、そうでなかろうが、どっちだっていいじゃん。

改めて、出版おめでとう。

では。