
先日、テレビを見ていました。 ビートたけしのTVタックルという番組。 そこで、尖閣諸島における最悪のシナリオをやっていました。 ざっとこんな感じ。
- ある日、中国から漁船に扮した軍船(偽装漁船)7隻が尖閣諸島に向かう。
- うち1隻が尖閣諸島付近で座礁する(わざと)。
- 「緊急事態」として、中国の偽装漁船群が尖閣諸島の魚釣島に上陸する(計画通り)
- 日本の海上保安庁の巡視船が出て、立ち退き要求するも応じない。
- 巡視船が、放水する(中国の計画通り)
- この「放水」を、武力行使として、中国が火器で反撃する。
- 巡視船では対応できないので、引き下がる。
- 日本の自衛隊が出動するも、2-3日の時間がかかる。
- その間に中国は魚釣島で武装対応する。
「日本は魚釣島を奪還する」
とおっしゃった。 僕はこのとき、
「よしっ、日本よくやった」
と思った。 それだけなく、
「もっとやれ」
と思った。
想定の話なのに、少なからず高揚した。
■
この「よくやった」「もっとやれ」が、たくさん集まったとき、戦争へ歩み始めるんだな、とふと気づき、とてもおそろしいと思った。 戦争って、きっと簡単に始まる。
ちなみに、この話は、今話題の集団的自衛権の話でなく、個別的自衛権の話。
では。
- 画像引用:外務省 尖閣諸島フライヤー http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/senkaku/