今年も "小布施 × Summer School by H-LAB" での手筒花火が無事終わりました。
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今年、最も嬉しかったことは、サマースクールに地元・豊橋から参加の高校生がいたことです。 短い時間でしたが、その高校生とお話することができ、

「このサマースクール参加を、うちの高校の伝統にします。」

と力強く言ってくれたのが、より一層嬉しかったです。 贅沢を言えば、その高校が僕の母校ならもっと嬉しかったのですが。
砦か過保護か、地方公立進学校 - 愛知豊橋・長坂尚登のblog http://nagasakanaoto.blog.jp/140313_2.html

さて、このサマースクールの実行委員会、主に国内の学生が中心なのですが、その実行委員会に対する小布施町役場の協力体制ぶりには、本当に感心し、うらやましく思います。 役場の方たち、あまり表に出てきませんが、そのバックアップぶりはひしひしと伝わってきます。 人的なことはもちろんのこと、場所的なことも。
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例えば、この打合せ、写真のすぐ右が町長室です。 しかも時間は24時を回っています。 役場の方はおらず、実行員の学生だけが明日に向けての打合せをしています。(写真は昨年のもの。今年も同様でした)

それから、宿泊も役場。 これは役場だけではないのですが、小布施には百人超規模のを受け入れられる十分な宿泊施設がないことから、過去に行われた日米学生会議や、小布施若者会議など、よく民泊(ホームステイ)が行われます。 
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手筒花火後のフリーインタラクションは、夜23時まで図書館を開放。 朝ごはんは講堂で食べていました。 僕がおととし参加した小布施若者会議では、徹夜の企画会議会場が小学校でした。

学生が、これだけ信用されて、役場や公の施設を使わせてもらえるというのは、本当にすごい。 そりゃ学生もやる気につながるし、この距離感が役場の方々と実行委員会の学生らの濃い協力体制に繋がっていると思います。



じゃあ、なぜ小布施がこれだけのことをできるのか。 すごく簡潔に言われる理由が、「他に場所がないから」。 でも、僕はそれは違うと思う。 議論が食い違っている。 公共施設や代替施設が十分にある地域だって役場を開放してもいいわけだし、逆に、公共施設や代替施設が足りない地域が役場を開放できるか、といえばきっとそうじゃない。 それを、やすやすと(少なくとも外からはそう見える)小布施町役場は、本当にすごい。

「小布施だからできるんだよ」「小さい自治体だからできるんだよ」というのは逃げ口上、思考停止だと思う。 人口1万1千の小布施にできることなら、人口38万の豊橋なら、その35倍できなきゃ。

小布施に行く度、そんなことを考えながら、悶々としてます。

では!