普段、学生に力をよく借してもらう私ですが、彼らが書いた企画書などを見せてもらうこともあります。 そのとき「学生ならでは」などという言葉があれば、そっと横線を引かせてもらっています。

「学生ならでは」「女性ならでは」というのは、「その企画、学生ならではだね!」「その視点、女性ならではだね」と第三者から言われるもので、自ら言う言葉ではないと考えています。 日本に学生なんて何百万人といるし、女性も何千万人といます。 あなたの売りは、それだけですか?



もう10年以上前、僕が大学に入った当初、ある放送局でやっていた学生ラジオに参加していました。 そこで、放送局の方から、「学生らしい企画を期待しています」と言われたのですが、当の学生本人は、何が学生らしいのかさっぱりわからない。 それなのに、その言葉に応えようと、その言葉に拘り、結果、出す企画、出す企画「つまらない」と言われました。 「えーい、もうそんなの関係なく、自分がおもしろいと思うものをやろう!」と思った放送を、その方が「学生らしくておもしろい」と、笑ってくれたのを見て、いろいろ考えさせられました。

今だから言えますが、学生で考えられる企画なんて、社会人、ましてやその道のプロならば、だいたい誰でも考えられます。 学生はただでさえ、知見・経験値が低く、思考の幅が狭いのだから、「学生らしさ」なんかに囚われて、より思考の幅を制限したって、いいことはひとつもありませんでした。



じゃあ、僕が考える「学生らしい企画」とは。 それは「無茶」と「巻き込み力」じゃないかと。 学生らしさは、企画段階よりも、実践段階で発揮されると。

では!