『つながる図書館』著者・猪谷千香さんの講演会の記録(その一) - 愛知豊橋・長坂尚登のblog http://nagasakanaoto.blog.jp/140626.html
『つながる図書館』著者・猪谷千香さんの講演会の記録(その二) - 愛知豊橋・長坂尚登のblog http://nagasakanaoto.blog.jp/140627.html
の続きです!

■「日本一の図書館」の作り方:
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「つながる図書館」の背景
  • 1970年代からの「無料貸本屋」批判からの脱却
  • 指定管理の施行により多様な図書館ができる。 「豊橋は(今の中央図書館が)直営だと聞いているが、あくまで指定管理は方法なので、どういう町にしたいかで決めればいい」

「日本一の図書館」の作り方 その1
  • 今回取り上げた図書館の共通点は、開かれた図書館。 外の世界と繋がっている。 「公的施設」である図書館が、首長や本庁、他県の機関や市民などの「外」とつながりを大切にしているような図書館。
  • 南相馬市の図書館長へのインタビュー。 嘱託の人が、無償で資料を集めていたため、今も存続している。 図書館の危機を救ってくれるのは、外の人たち!?
  • 神奈川県立図書館の危機。 貸出・閲覧禁止。 その後、県が撤回。 考える会が発足し、勉強会やロビー活動。 政策提言はネットで見られる。「民間からの政策提言 これからの県立図書像」
  • 「平常時に強い図書館は、非常時にも強い!」

「日本一の図書館」の作り方 その2
  • 武雄市図書館が目立っていて、いろいろな町が真似をしようとしているが、まずは、自分たちの自分の住む町にあってほしい「図書館」を考えることが大事。 コミュニティの場なのか?観光名所なのか?その他??
  • 新しい図書館をつくるだけでなく、今ある図書館でもできることがある。 熱心なTRC(全国一の指定管理のカリスマ)。 海老名市の図書館長に就任。 毎月、出版社の社長を呼んで、図書館で講座。 出版社の人が、図書館で講座なんてこれまで考えられなかった。
  • とにかく、今ある他の地域の図書館をよく見て話し合うこと! 大抵の人は、自分のところの図書館しか知らないので満足度高い。 自治体、図書館、市民が全員で考える。
第二の「TSUTAYA図書館」 海老名市立図書館新館長に聞く「理想の図書館」 http://huff.to/1htjS82 @HuffPostJapanさんから
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「日本一の図書館」の作り方 その3
  • 理想が現実に追いつかないときも出てくる。 よりよい活動のために、図書館シテラシーを高める。 図書館で何が出来て、何が出来ないのかを知って、よりよく使うには、どうするかを考える。
  • ベストセラーの本に、住民が行列を作る。 ベストセラー本を名指しで図書館が寄贈依頼。 ベストセラー作家が苦言。 図書館の気持ちもよくわかるが、図書館に行列をつくるお客さんのリテラシーが低い。 千代田図書館では書店とうまく連携している。 コンシェルジュが「○○書店にありますよ」と案内。
公立図書館「人気図書寄贈のお願い」は是か非か? http://huff.to/1cZRMPl @HuffPostJapanさんから

「日本一の図書館」を実現するためには
  • 予算の獲得をどうするか。 自治体だけではムスカしい。 クラウドファンディング、ふるさと納税など、外部からどうやって獲得するか。
  • 「外」とのつながりのあり方を考える。
  • 運営主体はどうするか。 「指定管理者の有無」だけでなく、自分たちの図書館にどのような運営体制が良いかを考える。
  • どうやって図書館を評価するか。 「評価」は来館者数や利用者数だけではない。 ベストセラーだけでなく、地域の人の知的資産を確保するために、専門書も必要。 何の本を置けば地域の人のためになるか?
  • 「多機能図書館」の人材とは。 「市民活動支援が可能な人材」など、多機能図書館に求められる人材を考える
  • 「つながらない」「つながりたくない」図書館問題。 新しい利用者や利用方法に拒否反応を起こす方は必ずいるので、あくまで「否定し合わない関係」を築くことが大切。 無理につながる必要はない。
  • 集客施設としての、武雄市図書館。 旭山動物園などの提携。 今後このような図書館が増えていく。 旧図書館ユーザーたちの気持ちも否定しちゃいけないよ。
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アンネの日記事件
  • 猪谷さんが第一報を報じる。
  • 図書館界が思っている以上に、図書館は注目される存在。 図書館界が危機意識薄いのに、図書館外から寄付の動き。 図書館に期待があることの現れ。
「アンネの日記」 都内の公立図書館で250冊以上が破られる被害 http://huff.to/1fiOYOs @HuffPostJapanさんから
最後に
  • 図書館が、かつてないほどの注目を集めている。今がチャンス!
  • 「日本一の図書館」とは、その町の人たちが、その町にあったらうれしい図書館


本当は、最後に会場とのディスカッションをしたのですが、一旦ここで力付きました。 続きは改めて書きます(たぶん)。 記録をしてくれた、Nさん、Yさん、Iさん、撮影してくれたOさん、Yさん、ありがとう!

では!