『つながる図書館』著者・猪谷千香さんの講演会の記録(その一) - 愛知豊橋・長坂尚登のblog http://nagasakanaoto.blog.jp/140626.html
の続きです!

■「つながる図書館」の事例(後半):
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鳥取県立図書館
  • 「スタバはないがスナバはある」鳥取の図書館がやばい。
  • 片山知事が、全国4位、年間一億円の予算を利用し、ビジネス支援に注力している。 ビジネスライブラリアン。
  • 県庁内に分室、地方自治に関する資料を置く。
  • 「Amazonより早く届ける」、県内機関、学校と物流システムを構築。 財政難の大学などへ本を貸し出し、フォローする。
  • 予算が厳しい県立図書館。 知の大動脈。 なくては県民が生きていけないほどの活躍
  • 書店とも良好な関係。 メモリアルブックキャンペーンを開催。 結婚・孫の誕生に、書店で本を買って図書館に寄贈しませんか? 書店の組合員が声掛け。 書店:売上、お客:思い出、図書館:蔵書増。
  • 一般的なビジネス支援に留まらず、司書さんが図書館利用者と企業の架け橋となっている

島根県海士町の「島まるごと図書館構想」
  • 図書館のない離島。 平成の大合併などにより、財政破たん寸前に陥る
  • カリスマ町長の就任。 自身の給与カット。 応じて職員もカット。
  • 海産物を直接、首都圏へ出荷するシステム。 続いて、牛も(隠岐牛)
  • Iターン誘致。 リタイア層のみでなく、30代、40代の現役世代。 今や人口の一割がIターン。 その特徴を生かし、様々なプロジェクト(主に特産物のブランド化販売)
  • 町長「人を育てるには図書館が必要」と、一人の女性司書にオファー。 プロジェクトの一つとして、図書館のない島に「島まるごと図書館」の計画を策定。 ハコがないので、学校の図書館から改革していった。 その後、公民館、港の施設に本棚をつくり貸し借り。 島まるごと図書館へ。 図書館はないが、図書館活動は盛んに。 
  • 無事に交付金が取得できたため、図書館を建設。
  • 田んぼの見えるカウンターソファ席。 本を読みながら屋外の自然に囲まれるような疑似体験ができるよう、蔵書コーナーは一面足元から天井まで窓となっている。
  • 司書さん手作りのカフェスペース。 ちょっちょしたスペース。 座りたい人が来る。 1杯50円。 ちょっとしたことでも人が来るよ!
  • クラウドファンディングを行い、支援金を集める。
  • クラウドファンディングをするくらいお金ないのに、「陸前高田に寄付する本をお願いします」と貼り紙。 「なんてお人好しなの~」
  • 今年の6月には島民による選書会を企画するなど、運営者と住民とが一体となって図書館の魅力向上に努めていることが分かる。 選書は、司書の聖域なので、とてもめずらしい。 
  • (選書で)いちゃもんつける人は? フタを開けたらそんな人はいなかった。 ちゃんとしたファシリテーターがいるからこそ。
  • 図書館が決め手となり、Iターンを決めた人も!
  • まちのスローガンは「ないものはない!」
破綻寸前だった離島・島根県海士町に都会から人が集まる秘密 http://huff.to/1b9RjZK @HuffPostJapanさんから 
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世界中の本棚を図書館化するリブライズ(リブライズ:サイト名)
  • ちょっとした人が集まるスペースの本を、図書館のように管理できるシステム。
  • 下北沢のコワーキングスペースで、エンジニアがそこにある本を図書館のように管理できるシステムを開発。 Facebookアカウントがあれば、貸し出し可能。 自分のカフェで本を貸したい場合、バーコードリーダーを買ってくれば、「図書館」ができてしまう。 自分の本も登録できる。
  • もしこういう所が、自治体の図書館と連携したら、楽しいんじゃないか。 図書館にはない技術系の本などを紹介したりできることで本で繋がれる。 まち全体で本が。
  • メディアのネットワーク化の一つの実現した形
  • 自分の本の管理に利用する方もいれば、大学(教授・生徒間)でも利用されている

千葉県船橋市のNPOの「船橋まるごと図書館」
  • 地域活性化のために考えた結果、図書館をやることに。 空き店舗、パチンコ屋、老人ホーム。
  • 本は寄贈。 ベストセラーがたくさん。 「バカの壁で壁ができる。」
  • ボランティアスタッフ。 リタイア層、若者ニート、主婦。 公立図書館で働くのはハードルが高いが、ゆるやかにお手伝いをしたい人にとって、有効な場所。
  • 「がんばれば歩いて行けるところに図書館をつくろう!」 目標は30(船橋市内の公立中学校と同じ数)。 まちの小さな図書館をどんどん作っている(現在は15くらい)。
  • クラウドファンディングのReadyForで資金を集める。 150万円の目標をまさかの達成。
千葉県船橋市で急増中の「民間図書館」とは? http://huff.to/1g2thz8 @HuffPostJapanさんから
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「つながる図書館」の詳しい事例は、是非本を読むことをオススメします! 特に、伊万里市図書館と、武雄市図書館とを比較しながらの記述は必見。

さて、いよいよラストは、猪谷さんが考える「日本一の図書館」の作り方!
『つながる図書館』著者・猪谷千香さんの講演会の記録(その三) - 愛知豊橋・長坂尚登のblog  http://nagasakanaoto.blog.jp/140628.html
では!