縁あって、煙火従事者講習会に行って参りました。
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実は、東京でも講習を受けたことがあるので、初めてではないのですが、ところ変われば花火も変わる。 花火が変われば講習内容も変わるので、興味深く拝聴しました。 構成は、
  • 警察署からのお話
  • 消防署からのお話
  • 煙火会社からのお話
の3部作。 中でも、警察の方のお話がかなりイケメンで感動。 ざっとまとめるとこんな感じ。
  • 豊橋に赴任して2年になるが、手筒花火は本当に素晴らしいもので、私も是非この伝統を残したい。
  • 伝統は、法を守っての伝統。 法に則っていないのは、伝統ではなく、ただの慣習。
  • たくさんの取材が入ります。 もちろんいいところだけを流してくれればいいけれども、必ずしもそうではない。 自分の手筒が終わったあとでも、常に見られているという気持ちを忘れずに。
  • 過去に「法被を着て、缶ビールを持っている人がいるけどいいのか」という問い合わせがあった。 もしかしたら、ノンアルコールだったのかもしれない。 李下に冠を正さず。こういうのだって流れるかもしれない。
  • 100%無事故なんてありえない。 けれども、そのリスクをできるだけ減らさないといけない。
身が引き締まりました。 安全管理に関わることのみならず、まさかメディアリテラシーやリスクマネジメントな内容にまで及び、驚きました。 僕自身、18のときから手筒花火を上げているので、この十数年で、ドンドン規制が厳しくなっているのは痛感しています。 警察というのは、取り締まる立場なので、この方も板挟みのはず。 にも関わらず、「手筒花火を残したい」という姿勢で、お話くださったのは、本当にありがたく思いました。



続いて、消防の方のお話。 昨年の県内の花火関連事故で、けが人があるのは手筒花火だけでした(だから、年々厳しく)。 そして、手筒花火の事故映像を元にお話。(実際に流れたのは、これとは違うもの)

手筒花火を知らない方は、これを見れば、その危険性も含めて、どんな花火かわかります。 この映像の注目点は、暴発後も他の方々が粛々と煙火消費を行っていること。 もし驚いて、その場を離れたり、筒を持ち上げなければ、第2、第3の事故につながっていたかもしれない。



そして、煙火会社の方のお話。 資料を見て驚いた。 話には聞いていたけれども、東三河と西三河で、手筒の揚げ方が違うということを、公式に(?)拝見したのは初めて。

<東三河地方>
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<西三河地方>
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他にも、
8号玉から、防御壁(?)が、畳1枚から7枚に、ポリカーボネートなら28mm以上、鉄鋼板なら8.1mm以上になる。 そもそも8号玉を(電子的な遠距離点火でなく)、早打ちするのは、この地域だけ・・・
と、改めて地元が火薬の土地だと、気分が高揚しました。 そして帰りがけに見つけたこの看板。
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うーん、こんな店がまだあるとは。 豊橋すげー。

では!