ハラケンこと、原田謙介がとてもいいことを言っていたので、ささやかながら僕も援護射撃。
「公務員の給与UP 増税の陰で」というタイトルの記事に感じた違和感 #BLOGOS http://blogos.com/outline/84195/ 
別の大学後輩が、この記事に言及して、
外資系金融とかコンサルとか行けるような人達が、わざわざ薄給(彼らの同期と比べて)で頑張ってくれてて、人気取りのために一度下げられた給料が元に戻るのの何が悪かろうよ。
ちなみに僕の給与は、彼ら官僚よりもはるかに少ない。 それでも全く同じ意見。

一世代前の人たちの官僚(国家公務員)のイメージと、僕らが抱いている官僚のイメージは違う。 きっとそれは、東京大法学部卒の中でも、更にエリート選抜された利権と天下りの温床、というのが一世代前の官僚のイメージ。 そして、世間の官僚のイメージもこれと同じ。 そして、これらは、大学に入る前に僕らが抱いていたイメージでもある。 ノーパンしゃぶしゃぶを筆頭に、めちゃめちゃ叩かれてて、とても将来就きたいと思える仕事ではなかった。 つまり、一世代前の官僚イメージで、僕らも育った。 けれども、現在、アラサー以下の東京大卒業生が抱いている官僚のイメージは全く違う。
民間に、もっとおもしろくて、自由度高く、20代で年収1000万を超えるような仕事がたくさんあるのに、それに目もくれず、世間で叩かれまくっているのに、それでも本当に日本のことを考えている優秀な奴ら
これが、僕らアラサー以下の東京大卒業生が、同世代の官僚に抱いているイメージ。 それは、紛れもなく「尊敬」の気持ち。 Facebookなどで、友人の様子を見ると、終電で帰れることに喜びを感じたり、お肌をボロボロにして、サービス残業に勤しんでいる。 官僚はブラック企業です。

彼らを叩くのもいいけど、それは間違いなく国家機構からの優秀な人材の流出につながる。 だって、彼らは、民間ならばもっと楽に、もっと稼げる、それだけの能力を持っている。 どうも「元官僚」って、転職市場でのウケもいいみたいで。



あと聞こえそうな批判は、「そんな東京大のやつらばかりだから官僚はダメなんだ」というもの。 言いたいことはわかる。 僕も、政策や補助金なんかを見ていて、イケてないと思うこと度々ある。 ただこれもハラケンが指摘しているように、「批判するなら制度や政治家を批判しろ」 というのが同意見。 きっとこういう政策や補助金って、だいたい政治家、そして、その背後にある票田となる組織からの無茶な要望を、無理やり形にした結果。

言い方はわるいけど、官僚って、超絶・日本一優秀な歯車。 「東京大出身者から優秀な起業家が生まれない」という批判には納得感もあるけど、東京大は、元の帝国大の成り立ちから、事実上の官僚養成学校で、一日の長がある。 それは、当時の国家公務員試験である、高等文官試験の予備試験を、帝国大学の出身者は免除されているほど。



もっと言えば、官僚(国家公務員)と、地方公務員とでは、給与にもっと差をつけていいと思う。 すごくざっくりいうと、官僚の給与を100(万円)とした場合、地方公務員の給与は107(万円)で、地方公務員の方が高い。 全国の市町村で見ても、最も低いところで78(万円)、都道府県ならば99(万円)。

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<画像引用>総務省PDF:平成25年地方公務員給与実態調査結果等のポイント http://www.soumu.go.jp/main_content/000280984.pdf



何が一番不快かって、公務員叩きのような記事を書いているであろう、全国紙の記者やテレビ局に勤める人間は、官僚よりも給与をもらっているであろうこと。 そして、彼らのうち幾分かは、同じ大学の同窓であるということ。

はっきり言って、同世代の友人らは、本当よく働いている。 だからせめて、人々から尊敬される仕事であってほしい。 もちろん、報道の大きな役割の一つが「権力の監視」であるのもわかる。 けれども、もしも、官僚がそういう仕事、昔で言えば「末は博士か大臣か」と言われるような仕事でなくなれば、薄給でも「国のために」と働く熱い若者がどんどんいなくなってしまうから。

官僚のブラック企業ぶりがよくわかる友人官僚の記事
”働きすぎ”が当たり前の社会を変えるために、隗よりはじめよ!国会の事前通告ルールを厳格化しよう - 地域づくりは楽しい~幸夢員・井上貴至の元気がでるブログ~ http://blog.livedoor.jp/sekainotakachan/archives/68095429.html
では!