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お昼を食べていたうどん屋さんで、たまたまテレビが点いていて、

すごく悲しい気分になった。

背景はどうであれ、やっていることはいじめにしか見えない。 組織の代表者でもなく、犯罪をおかしたわけでもなく、一個人として、なんで彼女はここまで追い詰められないと行けないのか、非常に理不尽に感じた。

もちろん、今後の研究者生命が絶たれる、博士号が取り消されるなど、相応の処分は受けるかもしれない。 事実が明らかになれば、それは真っ当な処分だと思う。

けれども、昨日の記者会見は、勝手に踊ったマスコミが、憂さ晴らしをしているようにしか見えなかった。 300人の取材陣を前に、一個人として、あの場に立ったというだけで、小保方さんは本当に立派だと思う。 見ているだけでも、僕は胃が痛くなった。

プラスだと思っていたものが、ゼロに戻っただけで、何かが大きくマイナスになったわけではない。 彼女が社会的に責めを受ける理由があるとすれば、税金で研究をしていたから、くらいしか思い当たらず、それだって、ここまで大きな責めを受ける規模のものではないと、僕は思う。 税金で研究を続けて、全く成果が出ない人たちだって、きっとたくさんいるわけで、研究っていうのは、そういうものだし。

そして、僕はSTAP現象に期待したいというのもある。 「200回以上成功した」「他に再現した人がいる」というのも信じたい。 期限を決めて、もう一度チャンスを与えればいい。 それが事実だったときのメリットと、そうじゃなかったときのリスクとデメリット、天秤にかけてみれば、これほどの大発見ならば、僕はメリットが大きいと思う。 本当に、小保方さんの属人的な技術による「職人技」なのかもしれないし、だったらなおさら、それを第三者でも再現可能なまでに、解析する必要がある。

ここまで書いててわかった。 僕は、夢が見たい。

STAP現象の話を聞いたときに、僕はワクワクしたし、今でもSTAP現象があってほしいと思っている。 そして、同じ年でノーベル賞が出れば、とても嬉しい。 人の夢に乗っかってかっこわるいけど、できれば最後まで、100%バツだと判明するまで、夢を見させてほしい。 理系崩れのひとりとして。

では。