140327
「大企業か、ベンチャーか」 就職において議論の尽きないテーマのひとつです。 そこで、社長ひとりの会社に新卒で入った僕が、いつも後輩にしている話を紹介します。
絶対、大企業がいい。 大企業以外、薦められない。
理由は、主に次の5つ。
  1. 給料がいい
  2. 安定している
  3. 人材育成体制が整っている
  4. 人脈がつくれる
  5. ブランドがある


僕が入った会社と比べてみます。

1. 給料がいい
これは間違いない。 外資コンサルに行った大学の後輩に、こっそり新卒時の雇用条件通知書みたいなもの(もちろん英文)を見せてもらったことがあるのですが、その時点で当時の僕の年収の1.5倍。 もちろん一般的に、この差はどんどん拡がっていく。 あな。

2. 安定している
解雇・倒産リスクが低いという意味で。 僕は、会社の経営状態がわるくなり、入社4年半で退職となりました。 あな。

3. 人材育成体制が整っている
僕は、大企業の中のことをよく知らないですが、そうらしいです。 今は、市役所に近しいところで仕事をしているのですが、これでもか、ってくらい研修があるみたいです。 僕にとっての研修らしい研修は入社初日に渡されたAmazonの箱に入っていたこの一冊くらい。 他はすべてOJT。 あな。

4. 人脈がつくれる
友だちのフェイスブックとか見てて、『同期』って存在がうらやましいなー、と思うことが度々ありました。 今でもあります(結婚式の写真とか)。 それに、特に人材輩出企業と言われるようなところだと、その後社外に出て行った同期同士で、また仕事につながることもあるみたいですし。 あな。

5. ブランドがある
これは転職活動の際。 他社から見て「よくわからない会社のよくわからない仕事」について、話の弾まないこと、弾まないこと。 そりゃ、僕が人事でも、「マッキンゼー出身です」「電通出身です」なら、安心して採用できるけど、「よくわからない無名の会社の出身です」では、『なぜ、こいつは新卒でそんなところに・・・』と、躊躇する。 あな。


というわけで、僕はこれまで相談された後輩には、ことごとく大企業に行くことを薦めました。 他人の人生の重要な岐路について自信を持って薦められるのは大企業だけ。 客観的に考えたら、ベンチャー(中小企業)なんてありえない。



じゃあ、なぜ僕はそんな小さな会社に行ったのか。

自分のやりたいことと、会社がこれからやろうとしていることが近かった
僕は学生のときから、地元豊橋の活性につながることを仕事にしたいと思っていました。 その会社は、これからそういう分野に取り組んで行くということで、そこで経験を積みたいと思った。

社長がとても優秀だった
東京大 ⇒ 外資メーカーマーケティング ⇒ 外資コンサル、という超ビジネスエリートで、実際いっしょに仕事をしていて、その仕事ぶりをすごいと思えた。 生意気な言い方をすれば、「この人なら、僕の上司になってもいい」と思った。

仕事がおもしろかった
実は入社1年半前から、アルバイト兼インターンみたいな形で、その会社に出入りしていました。 その中で、会社の様々な業務に接しており、業務全般について、おもしろそう、と思えた。


こんな感じ、全てとても主観的な理由なんです。 

その会社の方向性は、僕とは近いけど、後輩とは違うかもしれない(というかその可能性の方が大きい)。 社長をどう思うかも、きっと僕と後輩とでは違う。 同じ仕事でも、僕と後輩とでおもしろいと思うかはわからない。 そう考えると、人に薦める、という意味では、とてもとてもベンチャーなんて薦められない。 僕と後輩とは、きっと好きなものも、おもしろいと思うことも違う。 親が子どもに大企業を薦めるのも当たり前。 僕が親でも子どもには、大企業を薦めます。 だって親と子どもでも、別の人間だもの。

そもそも一般論でする話じゃない。 個別具体なベンチャーがあって、その会社に対して、とても主観的な、つまり、好きか、おもしろそうか、やりがいがありそうか、という個人の判断で決めること。 

これだけ反対されても、「それでも行きたい」 と思える人だけ、その会社に行けばいいと思うのです。僕は。 というより、こんな質問をする人は、行けるなら大企業に行った方がいいと思う。

では!