140314blog
変わった「1円玉」が、280万円で落札されました。
http://matome.naver.jp/odai/2139471555088334401
http://page12.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/p386169178

「これ作れそう」

まとめサイトに上記のようなコメントがあり、なるほどー、と。

通貨を故意に傷つけたり、変造することは、法律で罰せられます。では、アルミ材から、刻印のない1円玉サイズのアルミ片をつくり、そしてオークションサイトに出すと、果たして罪(通貨偽造の罪)になるのか。考えてみた。

過去の例だと、おもちゃの100万円札を使った高校生が、「通貨偽造」でなく「詐欺」容疑で逮捕。
http://www.huffingtonpost.jp/2013/11/24/hyakumanensatsu_n_4332273.html
誰が見ても、ニセモノだとすぐに判る偽札を作ったところで、そのような混乱が生じるおそれはありません。したがって、すぐにニセモノと判る偽札を作ることまでを『偽造』として、処罰する必要はない

今回280万円で落札された「1円玉」は、誰が見ても、通常の1円玉ではないことは明らか。少なくとも、もし僕が渡されたら、通貨として認識しない。きっとエラーコインとも思わず、誰かが勝手に作ったもの、と疑うかと。



「通貨偽造の罪」を、wikipediaで調べると、
http://ja.wikipedia.org/wiki/通貨偽造の罪
通貨偽造罪とは、行使の目的で、通用する貨幣、紙幣又は銀行券を偽造又は変造することを内容とする罪(148条1項)

「行使の目的」とは、
流通におく目的が必要というのが判例・通説

判例により、両替(最決昭和32年4月25日)、他人に贈与(大判明治35年4月7日)、自動販売機への投入(東京高判昭和53年3月22日)の各行為は行使にあたる

一方、偽造した通貨を自己の信用を示す為に見せることは、行使にあたらないというのが通説である。また、犯罪の身代金等に偽造した通貨を渡す行為も本罪の行使にはあたらない

仮に、今回の「1円玉」のような、1円玉サイズのアルミ片をつくって、オークションに掛けた場合、それは「通貨偽造」? そこに1円より大きい価値を見出そうとしている時点で、「流通におく目的」にはあたらないだろうし、高額で落札した人も、通貨として使う(つまり1円の価値として使う)とは、考えにくい。



ここで一つ疑問が。そもそもこの「1円玉」は、ヤフオク!に出るまでは通貨だったのか。そして今も通貨なのか。違法入手(例えば、造幣局でエラーコインとして除去されたのに、それを黙って持ち出した、など)でなければ、間違いなく通貨として、世に出たもののはず。

となると、冒頭「通貨として認識しない」と書いたけれど、やはりこの「1円玉」、見た目で通貨と認識できなくても、通貨である、と言わざるを得ない。となると、いったい通貨って・・・是非、専門家の意見をお聞きしてみたい。

あ、1円玉サイズのアルミ片作り、黙ってオークションに出したら、きっと「詐欺罪」にはなるので、絶対やらないでね!

では!