日経ビジネスオンラインの、森田朗さんと膳場貴子さんの特別対談の連載がおもしろく、更新を楽しみにしています。 その中で、こんな興味深いグラフが。
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森田:経済成長といえば、ちょっとおもしろいグラフをお見せしましょう。これは、各年の経済成長率の予測をグラフにしたものです。黒い線が、実際の経済成長率です。

膳場:ちょっとこれは……毎年、楽観的すぎやしませんか?(笑)

森田:そうなんですよね。これに比べれば、将来推計人口を含め、もっと精度の高い将来推計はたくさんありますよ(笑)。だからこそ、どうしようもない未来を予測しているとしか思えないわけですが。経済は違うんですね。いつまで高度経済成長をめざしているのでしょうか、ということです。

膳場:これは、予測ではなく願望ですね。

記事では画像が小さかったので、探してみると・・・ありました。
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 - http://ajer.cocolog-nifty.com/blog/2013/08/post-c231.html

出典元のタイトルが、「内閣府=オオカミ少年がまた欺瞞的な経済財政試算を出してきた--これは予測ではなく目標だから当たらなくて当然だって!?」 と多少あおり気味ですが、数字(グラフ)はウソをついていないと信じて。

しかし、これは実体経済をよそに、少なくとも2000年以降、強気な試算を続けています、そして、外していますが、2013年はこれまで以上に強気(右肩上がりが急)になっていて驚きます。

一応、出典の資料も見てみました。
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 - http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2013/0808/agenda.html

詳しいことはよくわかりませんが、すごくポジティブな予想と、外れたときの予防線的な(言い訳的な)文言に満ち溢れていて、一周まわって清々しい。 こんないいことづくめで(けれども、そう言ってるのは他の部署)、その前提で、僕たちは数式に当てはめただけです!、みたいな。



人口推計というもっとも固い予測すら、後手後手に回った政策をして(これは行政というよりは、短期的成果(バラ巻き)と年寄りばかり見てきた政治のせいの気もするけど)、財政や年金が大変なことになっているのに、こんな楽観的な数字元にいろいろやられたら、怖すぎる。 国の予想ということは、これを前提に年金を含めた各種政策が決まっていき、更に自治体もこれを前提にしていくから・・・そりゃ借金かさむよね。

こんな外れる予想出すくらいなら、まだ出さない方がいい。 少しは、気象庁(天気予報)を見習ってほしい。 体感だけど、20年くらい前と比べると、すごくよく当たるようになっている(外れてほしいときでさえ)



改めて、こちらの連載おもしろいのでオススメです。

 - 人口減少時代のウソ/ホント 森田朗×膳場貴子 特別対談
http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20150106/275866/
第一回 低負担高福祉のウソ、もう限界
第二回 「意欲」だけでは地方は救えない
第三回 「着実な縮小計画」を怖がるな

では!