とよがわのしぜん

 豊川は,段戸(だんど)山(北設楽(したら)郡設楽町)に源を発し,途中で宇連(うれ)川と合流し,豊橋市内を貫流して三河湾に注ぐ。源流域は標高約1000mのブナ林,下流域はシイを中心とする照葉樹林で,川岸には河畔林としてケヤキ・エノキ・ムクノキの林が発達しており,場所によりアラカシ・シラカシ林も見られ,昆虫や鳥などの格好の生息地となっている。河口付近の干潟には,シギ・チドリの仲間が訪れる。

 豊橋の豊川の水は,淡水と海水が混じっている汽水で,アユ・ヨシノボリ・コイなどの淡水魚と,マハゼ・スズキなどの海水にすむ魚が見られる。このため,豊橋市内にすむほとんどの魚が見られる。

 中流域では,中央構造線が豊川の流れに沿って走っているが,下流域では堆積(たいせき)物のため地表面では確認できない。中央構造線の東南側を外帯,西北側を内帯といい,分布する岩石の種類が異なる。豊橋市は外帯に位置し,三波川(さんばがわ)変成岩類(緑色岩類)などが見られる。

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豊橋市議の長坂です。
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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
苦節5年半「豊橋百科事典」とうとうオープンデータ化! - 愛知豊橋市長坂なおと のblog
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