けいさつしょ

 愛知県豊橋警察署は,明治5(1872)年11月に額田県が愛知県に合併した時,豊橋支庁に邏卒(らそつ)(巡査)など132人が配置されたことに始まる。明治6(1873)年,邏卒を番人に改称した。翌明治7(1874)年,豊橋駅札木町に屯所(とんしょ)を設置,警史1人,番人12人を配置した。翌明治8(1875)年,番人を巡査と改称した。翌明治9(1876)年12月,屯所は豊橋警察出張所になる。田原・御油・新城・田口・富岡の5分署と8屯所が所轄となった。翌明治10(1877)年1月,出張所が警察署に,屯所が交番となった。明治12(1879)年11月,豊橋警察署は4分署(田原・二川・畠・富岡)と大野交番所を所轄した。翌明治13(1890)年,二川と畠分署は交番所となった。明治42(1909)年6月,豊橋市中八町(豊橋市八町通三丁目)に新庁舎(敷地面積2998㎡・木造2階一部3階)を開設移転した。豊橋空襲では焼失をまぬがれた。大正11(1922)年,田原分署が田原警察署になった。豊橋警察署は,豊橋および渥美郡二川町・高豊村・高師村・牟呂吉田村・老津村を管轄区域とした。

 昭和23(1948)年2月6日,自治体警察豊橋市警察署・二川町警察署が発足したが、同29(54)年7月1日,自治体警察署は廃止され,愛知県警察に吸収合併された。二川町・高豊村・老津村は豊橋警察署の管轄区域に復帰した。さらに,昭和30(1955)年の合併による市域(前芝村・石巻村・双和村賀茂・杉山村杉山)も,豊橋警察署の管轄区域となった。豊橋警察署の庁舎は,昭和35(1960)年,鉄筋コンクリート造り3階建てを新築した。平成4(1992)年,鉄筋コンクリート造り6階建て庁舎を増築した。平成16(2004)年,豊橋警察署は,7課・20交番・14駐在所・定員390の規模である。

 参考文献 - 愛知県警察本部警務部教養課「愛知県警察風土記」

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
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