りゅうがんいん

 松月山竜岩院(曹洞宗)の創立は,天文元(1532)年で,開山は竜拈寺(りゅうねんじ)第4世休屋宗官和尚である。「三州吉田領神社仏閣記」(元禄6年)に,上岩崎村「松月山竜岩寺,吉田竜拈寺末寺,平僧,客殿六間・四間半,右寺内鎮守白山権現」とある。

 本尊は釈迦牟尼仏厨子(ずし)入坐像である。内陣に安置されている薬師如来像,四天王像,十二神将像は,雲谷(うのや)普門寺の南部薬師沢にあったのを江戸時代に竜岩院の門前に移し,薬師堂内に安置してあったが,堂が倒壊したため像だけを移したものである。また境内の毘沙門堂に安置されていた毘沙門天像も,本堂内陣に移されている。文政年間(1818~30)には寺子屋を開いた。

 平成2(1990)年に位牌(いはい)堂が再建され,同10(98)年にそれまで町内で個々に祀られていた馬頭観音,聖観音,役行者,庚申塔を境内に堂宇(どうう)を新築して合祀した。

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
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