まちうら10かしょ

 町裏10か所というのは,江戸時代末期に吉田(豊橋)町地と仁連木(にれんぎ)村・花ヶ崎村・羽田(はだ)村などとの接点にできた新興住宅地10か所である。

 談合宮と中世古は安久美神戸(あくみかんべ)神明社の氏子で,現在の豊橋市談合町・中世古町である。野口は,神明社を祀る現在の豊橋市神明町である。中柴は,諏訪神社を祀る現在の豊橋市中柴町である。新銭町は,寛永9(1632)年白山比咩(ひめ)神社の境内で吉田駒引銭を鋳造したことによる町名である。清水町は,魚町に近接した町,御堂裏は,東本願寺別院の裏で,明治以後三浦町と称していた。これらの7町は,明治以後正式の町としてあつかわれたが,昭和33(1958)年の戦災復興土地区画整理によって,新銭町は広小路三丁目・駅前大通三丁目,清水町は魚町,三浦町は新本町になった。

 西宿はもともと羽田村の枝郷で,明治11(1878)年以後,花田町字西宿となり,現在は豊橋駅の所在地としての地名だけが残っていて,豊橋市広小路一丁目・駅前大通一丁目となった。明治11(1878)年,西町は豊橋松葉町に合併し,畑ヶ中は豊橋船町に合併した。

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
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