ゆうりょうどうろ

 豊橋市域には,東名高速自動車道のほか,多米(ため)峠・本坂(ほんざか)トンネル・豊川橋(とよがわばし)・小坂井バイパスの4つの有料道路があった。

 愛知・静岡県道4号(豊橋大知波線)は,昭和40(1965)年11月29日認定されて,翌41(66)年6月24日道路整備特別措置法によって多米峠有料道路が愛知・静岡県によって建設された。昭和62(1987)年7月1日,無料開放された。

 本坂トンネル有料道路は,昭和53(1978)年4月1日国道362号(昭和50年4月1日指定)の愛知・静岡県境に建設された。本坂峠は,標高330mであるが,険しい道である。大正4(1915)年7月15日,標高280m地点に長さ120mのトンネルが開通した。大正6(1917)年から豊橋~三ヶ日間に定期バスが運行されるようになった。大正9(1920)年,愛知・静岡県道豊川気賀線に指定された。本坂トンネルは,標高110m地点に1379mのトンネルを新たに開鑿したものである。形式上の国道362号は,旧トンネルである。

 豊川橋は,国道23号(昭和27年12月5日 四日市市~宇治山田市,昭和50年4月1日 豊橋市~四日市市~伊勢市)は豊橋バイバスとして,昭和58(1983)年2月17日に有料道路豊川橋として,豊川および豊川放水路を越える橋が建設された。平成17(2005)年9月30日,無料開放された。

 小坂井跨線橋は,昭和61(1986)年3月6日に有料道路小坂井バイパスとして,名古屋鉄道本線(上り線)・飯田線(下り線)・東海道本線・東海道新幹線の上を越す国道247号の一部として建設された。国道247号は,昭和31(1956)年7月10日,名古屋市~半田市~西尾市~蒲郡市~豊橋市が指定(政令231号)され,同50(75)年4月1日には豊橋~蒲郡間を国道23号と重複指定されたものである。昭和55(1980)年7月2日に経路を豊橋市前芝町~宝飯郡小坂井町宮下に変更し,同58(83)年2月7日,宝飯郡小坂井町宮下~豊橋市八町通一丁目に変更した。

 関連項目 - 東名高速道路

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
苦節5年半「豊橋百科事典」とうとうオープンデータ化! - 愛知豊橋市長坂なおと のblog
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