よしだじんじゃ

 吉田神社は,古くは天王社・牛頭(ごず)天王・吉田天王社と称した古社で,治承2(1178)年源頼朝が普門寺(豊橋市雲谷(うのや)町)に滞在したとき,戦勝祈願のため家臣を代参させ,三河守護安達藤九郎盛長も社殿を造営したという。天文16(1547)年今川義元は神輿(みこし)を寄進し,同23(54)年社殿を造営し,慶長6(1601)年徳川家康は朱印30石を寄進した。「三州吉田領神社仏閣記」(元禄6年)に,吉田方「御城内,天王宮,御朱印社領三拾石目,神主石田式部・祢宜鈴木大膳・社人田中若狭」とある。「三河国二葉松」(元文5年)に,「城内,吉田天王社,社領三十石,神主石田式部,祢宜田中近江・鈴木日向」とある。「吉田二十四町差出帳」町中祭礼記に,「御城内天王社,御朱印卅石,六月十五日同十四夜試楽花火」とあり,例祭には神輿の渡御があり「頼朝行列」もある。現在では7月14日夕方より社前で,手筒花火・大筒花火の打ち上げが行われ,7月15日夕方に豊川(とよがわ)関屋河岸で打ち上げ花火・金魚花火・仕掛け花火などが行われる。豊橋市関屋町・上伝馬町・本町・萱町・札木町(西部)の氏神である。

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
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