ちゅうおうこうぞうせん

 中央構造線は,メディアンラインともいい,日本列島がフォッサマグナ(大地溝帯)によって区分された西日本の地質を,内帯(日本海側・領家変成帯)と外帯(太平洋側・三波川変成帯)とに2分している古い断層線で,1億年ぐらい前に活動したと考えられている。その延長は,長野県の諏訪湖から天竜川の東を通り,豊川(とよがわ)に沿って南下し,三河湾を横切り,ほぼ東西方向に紀伊半島の櫛田(くしだ)川・紀ノ川から四国の吉野川沿いを通り,九州まで約900㎞におよぶ。

 豊橋市内では,はっきりした地質構造線は確認されていないが,南設楽郡鳳来町から新城市にかけては何か所もの古い断層面を見ることができる。この中央構造線に沿う断層は,紀伊半島や四国では活断層として活動している。しかし,東三河では活断層として活動した証拠は発見されていない。

 参考文献 - 池田芳雄「大地は語る」

- -
豊橋市議の長坂です。
豊橋のことをお調べくださり、ありがとうございます。

このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
苦節5年半「豊橋百科事典」とうとうオープンデータ化! - 愛知豊橋市長坂なおと のblog
http://nagasakanaoto.blog.jp/210125.html 
豊橋百科事典については、下記の豊橋市サイトからもご覧いただけます。
https://www.city.toyohashi.lg.jp/14682.htm 

では!