みかわばいけいそう

 ミカワバイケイソウ(ユリ科)は,多年生草本で,湿地に生える。3月末には芽を出し,5月に開花する。葉は,緑鮮やかで形は細長い。花をつける個体では草丈は1mになる。花茎を一本伸ばし,その先端に白い小花を穂状につける。近縁種には高山植物のコバイケイソウがある。寒冷期に低地にあったコバイケイソウは,温暖化に伴い高山に逃げたが,逃げ遅れて進化したものがミカワバイケイソウとされている。このような種を遺存種といっている。ミカワバイケイソウは周伊勢湾要素植物群のひとつで,分布が限られ,保護が必要とされている。葦毛(いもう)湿原(豊橋市岩崎町)一帯にみられる。

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
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