ぶるーぎる

 ブルーギル(バス科)は,日本在来の淡水魚を脅かす外来魚の1種で,昭和35(1960)年に北アメリカのミシシッピー川産のものが静岡県に放流されて以来,釣りブームの対象魚として全国に広がった。雄は雌よりも大きく,全長25㎝くらいになるものもあり,鰓蓋(えらぶた)の部分が青白色である。繁殖期には胸びれ周辺が赤橙色の婚姻色(こんいんしょく)を帯びる。幼魚の間は体側にいくつかの横帯が見られるのが特徴で,観賞魚として愛好されている。雑食性で水生昆虫,エビ類,他の魚の卵や稚魚をはじめ,水草のかけらなども食べる。また,雄親が卵から稚魚に発育するまで見守り保護するため,繁殖力が強く放流先で定着して分布が広がった。豊橋市内の東部と南部にあるため池などでは,素人でも簡単に釣れるので,多くの人々の手軽な釣り対象魚となっている。ブルーギルは食用にはされないので,釣り上げたものが放流され,ますます増える一方である。そのため,ブラックバス同様水辺環境の生態系を守るため,再放流しないようにすべきだといわれている。

- -
豊橋市議の長坂です。
豊橋のことをお調べくださり、ありがとうございます。

このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
苦節5年半「豊橋百科事典」とうとうオープンデータ化! - 愛知豊橋市長坂なおと のblog
http://nagasakanaoto.blog.jp/210125.html 
豊橋百科事典については、下記の豊橋市サイトからもご覧いただけます。
https://www.city.toyohashi.lg.jp/14682.htm 

では!