かれい

 カレイは,カレイ科の海水魚の総称で,愛知県でよく獲れる食用のものは,イシガレイ,マコガレイ,メイタガレイである。釣りで釣れるのはイシガレイとマコガレイである。

 マコガレイは,三河ではモガレイとも呼ばれ,水深100m以浅の砂泥底に生息し,ゴカイ類,二枚貝類や小型の甲殻類などを食べている。三河湾では,イシガレイよりマコガレイの方が多い。

 産卵期は冬で,ふつうカレイの目は体の表側に2個ついているが,孵化(ふか)して1㎝ぐらいの大きさになるまでは体の両側に付いている。その後大きくなるにつれて左側の目が右側へ移動する。ヒラメはこの逆である。

 幼魚は内湾の干潟で成長する。かつて,潮が引いて浅くなった豊川(とよがわ)河口の干潟を裸足で歩いていると,足裏のぬるっとした感触とともに,砂煙をあげてカレイが逃げて行く姿を見かけた。しかし埋め立てにより干潟が減少しており,カレイ類も影響を受けている。

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
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