ほくち

 ほくちとは火打石を打って飛び散る火花を移しとる綿状のものである。ほくちは,アオイ科のイチビの殻幹を焼き,または茅花(つばな)やパンヤに焼酎・焔硝(えんしょう)を加えて製造するほか,木綿やガマの穂を原料につくる物もあった。延享3(1746)年の「東海道巡覧記」には「新町 東出はつれ見付外也,曲り角にほくちや嘉右衛門とて名物のほくち有」と記されており,道中記や旅人の記した旅日記,紀行文に,吉田名物としてほくちの名が見える。天保14(1843)年の「東海道宿村大概帳」にも「火口(ほくち)を商ふ家々多し」と記録されている。享和2(1802)年の吉田宿のほくち屋は6軒であった。

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
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