ほううれんくちょう

 「蓬宇連句帳」(著者自筆,半紙本45扁329冊)は,佐野蓬宇(佐野権右衛門)の連句3847句を45編329冊(1万2169丁)に収めた連句集である。さらに蓬宇の発句は,1800句が「梓上集第一編」9編9冊にまとめられている。

 佐野蓬宇(1809~95)は豊橋本町の「万屋」の主人で,俳諧を岡崎の青々処卓池に学んだ。交際範囲が広く,作品の質・量ともに明治時代中期の俳諧師を凌駕(りょうが)していた。明治28(1895)年87歳の高齢で没した。連句帳は,旧派俳諧の最後を飾る記念誌的な存在として記憶される。豊橋市中央図書館蔵。

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
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