りゅうねんじさんもん

 「竜拈寺山門」1棟(竜拈寺)は,平成6(1994)年3月3日豊橋市有形文化財(建造物)に指定された。

 「竜拈寺山門」は,法運義官が住持のころの元禄年間(1688~1704)に建立されたもので,竜拈寺に残る唯一の江戸時代の遺構で,軸組に﨔(けやき)材を用いた唐様(からよう)を主とする四脚門である。唐様(禅宗様)を主として,これに天竺様(てんじくよう)(大仏様(だいぶつよう))を加えた折衷で構造と意匠が奇抜で,絵様(えよう),繰形の一部には天竺様の手法が折衷されている。宝永の地震で修復されたとの記録があり,昭和20(1945)年6月の空襲で竜拈寺の堂宇(どうう)はすべて焼亡したが,この山門のみが戦火を免れた。

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
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