ちゅうにちだいじてん

 「中日大辞典」(大修館書店 昭和43年)は,旧東亜同文書院大学が作成していた華語辞典の原稿資料カード14万枚が昭和29(1954)年,中国側から返還されたことによって,編集が再開された。郭沫若(かくまつじゃく)中国科学院長の尽力も大きく,日中友好協会(内山完造理事長)を通じて,中国人民保衛世界平和委員会から返還されると,翌30(55)年3月愛知大学構内に編纂所が開設された。このカードを基礎にして,新中国社会の言語事情に対応した新しい語彙,用例,解釈を加え,13年間におよぶ編集作業の結果,昭和43(1968)年2月に刊行された。その後,改訂作業が継続されたが,わが国最高峰の中日辞典として,また,海外でも高く評価されハーバード大学,プリンストン大学,ミシガン大学その他の大学の研究室,図書館でも盛んに活用されている。愛知大学には,郭沫若から送られた「激淘揚清」(語彙の大海から基準となるべき詞語を採る)の書が掲げられている。

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
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