みかわのくにおおつめいしょうそうろく

 「三河国大津名蹤綜録」(著者自筆,美濃本1冊,墨付39丁 享和3年)は,「豊橋市史々料叢書」四「三河国吉田名蹤綜録」の付録として平成9(1997)年翻刻・出版されている。下地村(豊橋市下地町)の商家山本貞晨(1775頃~1821)が,当時流行した「名所図会」の形式にならって編纂した大津村の地誌であるが,挿絵はない。大津村(豊橋市老津町)の概説に続いて,寺社や古城などについて古文書を引用しながら解説している。「都名所図会」「東海道名所図会」など数多くの「名所図会」を編纂した大坂の秋里籬島の序文,編者自らによる跋文(ばつぶん)があり,いずれも享和3(1803)年である。写本が豊橋市中央図書館羽田八幡宮文庫・老津区有文書・老津町個人宅に伝存する。

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
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